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世界の再生可能エネルギー

国際エネルギー機関(IEA)の最新データによると、太陽光発電導入量1位は中国で、これまでの累積容量において、中国は世界全体の太陽光発電設備容量のほぼ3分の1を占めています。 日本は小さな国土面積にも関わらず4位であり、世界的に見ても太陽光発電の導入が盛んな国といえます。

2021年 世界の年間太陽光発電導入量/累積容量のTOP10
2021年 世界の年間太陽光発電導入量/累積容量のTOP10
※参照:国際エネルギー機関(IEA)「スナップショット2022」

続いて、導入された再生可能エネルギーは何が多かったのかを最新データで見ていきます。

2021年 世界の年間太陽光発電導入量/累積容量のTOP10
太陽光パネルによる日射遮蔽(しゃへい)効果について実験した環境省のデータ
※参照:国際エネルギー機関(IEA)「スナップショット2022」

灰色は風力発電、黄色は太陽光発電、水色は水力発電、緑色はその他再生エネルギー発電という区分です。
2016年以降、太陽光発電の設備容量が毎年多くなっていることがわかります。
太陽光発電は、他の再生可能エネルギーに比べて導入コストが比較的安価であり、また設置場所の融通が利く点がメリットとなり、世界的に導入が進んでいると言えます。

これからの再生可能エネルギー

これからの再生可能エネルギー

2022年、IEAは報告書で「再生可能エネルギーは、2025年初めには石炭を抜いて世界最大の電源になる」との見通しを発表しました。
この背景には、ロシアのウクライナ侵攻により各国がエネルギー安全保障に危機感を抱いたことが大きな要因です。
調達競争が起こった結果、化石燃料などのエネルギーは高騰したまま推移しているため、世界中が自国内での国産エネルギー生産に注力し始めました。
もともと脱炭素に力を入れていたヨーロッパ諸国はもちろん、アメリカや中国、インドなども再生可能エネルギーに対し、取り組み強化を進めています。

IEAによると、再生可能エネルギーの発電量は2027年までに、2021年から約6割増えた12,400TWh(テラワット時)以上になる見込みです。
また再生エネルギーの発電容量は2027年までに2,400GW増加する見通しで、その容量は過去20年に世界が整備してきた規模に匹敵し、現在の中国の容量に相当します。
これらのことから、この先5年間で世界の再生エネルギー普及率は大きく飛躍すると考えられます。

中でも最も伸びるのが太陽光発電で、容量ベースで2026年に天然ガスを、2027年には石炭を抜く見通しだと言われています。

地球環境の保護は、世界規模で取り組まなければならない課題です。
太陽光発電は多くの国で利用できる再生可能エネルギーとして将来性が高い発電方法であり、設置しやすいことから新興国・途上国でも導入が進んでいます。

現在、世界は脱炭素社会・循環経済への移行・構築の最中です。
日本国内においても、企業はCO2削減や電気代節約のため省エネに取り組んだり、非常事態への備えや、普段の電気購入量削減のため自家発電設備を導入したりなど、様々な動きを進めています。

脱炭素化するためにはまだまだ尽力が必要です。
地球温暖化の対策を講じるための国際的な会議であるCOP21の目標達成では、世界の太陽光発電設備容量をあと1ケタは増やす必要があるとも言われています。

一人ひとりができることから積極的に取り組んでいくこと。
それが、地球の明るい未来へとつながることになります。

一人ひとりができること

脱炭素社会の実現のため、できることから始めませんか?
小さな一歩でも、多くの人が取り組めばやがてそれは大きな流れへと成長するのです。