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FIP制度とは

太陽光パネル設置 FIP制度とは「フィードインプレミアム(Feed-in-Premium)」の略であり、再生エネルギー発電事業者が売電したとき、その売電価格に対して一定のプレミアム(補助額)を上乗せする制度のことです。

従来はFIT制度といって、発電された電気は電力会社があらかじめ決められた固定価格で買い取ることが決まっていました。
しかしこの制度の問題点は、電力会社が電気を買い取ったコストの一部を、わたしたち国民が「賦課金」として電気料金に上乗せされる形で負担していたことです。
再生エネルギー導入を推進していくうえで、国民へのこうした負担はできるだけおさえる必要があるため、2020年FIP制度の導入が決まりました。

FIP制度のしくみは、FIT制度と同じように「基準価格」が定められますが、これとあわせて「参照価格」も定められます。
「参照価格」とは、市場取引などによって発電事業者が期待できる収入分のことで、この「基準価格」と「参照価格」の差を「プレミアム」として再エネ発電事業者がもらうことができるというしくみです。

FIP制度のしくみ

FIP制度においては、再エネ発電事業者はプレミアムをもらうことによって再エネへ投資するインセンティブが確保されます。
さらに、電力の需要と供給のバランスに応じて変動する市場価格を意識しながら発電することになるので、蓄電池の活用などにより市場価格が高いときに売電するという工夫につながり、より収益を拡大できるというメリットがあります。

将来、この再生エネルギーを主力電源としていくためには、火力などほかの電源と同じように、需要と供給のバランスなど電力市場の状況を踏まえた発電をおこなう、自立した電源にしていく必要があります。

こうした取り組みが進むことで、再生エネルギーは電力市場に統合されていくと考えられており、その段階的な措置として、電力市場の価格と連動した発電をうながすFIP 制度が導入されることになったのです。

再生エネルギーの自立化へ

本格的な普及期へと入ってきた再生エネルギー。
FIP制度により、今後はさらに自立した電源になることが期待されています。
将来、補助が不要な主力エネルギーとなり、わたしたちの暮らしと未来を大きく支えてくれることになるでしょう。